県央地域に舞台芸術を育む会

カテゴリ : 2016「白鳥の湖」特集

先日は、「県央地域に舞台芸術を育む会」主催  第5回発足5周年記念バレエ公演、「白鳥の湖(全4幕)」にご来場いただきまして誠にありがとうございました。

当日、会場でご来場者様にご記入いただきました、アンケートを集計結果を一部抜粋して、このページにて発表させて頂きます。

このアンケートでは、私達「県央地域に舞台芸術を育む会」の活動に賛同頂くコメントを多数頂きまして、このアンケート集計結果を励みにして、次回の公演もがんばっていこうと思います。




バレエ「白鳥の湖」来場者アンケート 感想[抜粋版]

公演全般について
  • 美しい世界にひきこまれました。ありがとうございました。
  • 夢のような至福のひとときをありがとうございました。
  • 公演とても素晴らしかったです。[13人]     
  • 感動しました!! こんなに素晴らしいとは思いませんでした。[13人]
  • ステキでした!! 最高でした!!  [6人]
  • 小さな子供達の魅力も出ていてよかったです。とても感動しました。照明や演出も良かったです!
  • とても良かったです。昨年も拝見しましたが、舞台の質も確実に上がっているように思いました。 プロのバレエ公演の部分も持っていながら子供達の舞台に慣れていない微笑ましい素人的な部分が相まってとても良い仕上がりになっていた気がします。
  • 初めてバレエを生で観ました。素晴らしかったです。すっかりバレエにはまりました。
  • 初めてバレエを観ました。主演の2人のすごさはよくわかりました。全4幕全てやってもらえて良かったです。やはりオーケストラが良かったです。舞台も衣装も素敵でした。
  • 生まれて初めてバレエ公演を生で観ましたがその迫力に圧倒されました。このような素晴らしい機会に恵まれたこと大変うれしく思います。また来年もよろしくお願いします。
  • バレエ鑑賞は2回目ですが、オーケストラ付きということでとても楽しみにしていました。生演奏を近くで聴きながらバレエを楽しむことができました。皆さんとても美しくステキでした。

バレエとオーケストラの融合

  • 演奏等素晴らしく感激しました。チケット安いです。素晴らしいオーケストラも聞き、踊る舞は本 当に良かった。是非今後も観劇したいと思いました。ありがとうございました。
  • 生のオーケストラの迫力と生のバレエで一時違う時間(空間)を楽しませて頂きました。とても良かったです!! 一流の芸を楽しませて頂きました。
  • オーケストラと華やかなバレエのハーモニーがとても素晴らしかったです。素晴らしい舞台だとおもいます。また見に行きたいと思うような素晴らしい公演でした。

県央地域開催に関すること
  • 生オケに感動です。この舞台を作り上げるまでの県央地区の力を感じました。素晴らしいです。次回も期待してます。楽しみです。
  • 大変良かった。多くの人に広めたいと思います。NPOの方々ご苦労さまでした。
  • 県央でこんなにハイレベルなバレエを鑑賞することができて感激しました。子供達も上手で一生懸 命さが伝わってきました。生オーケストラもとても良かったです。今回初めて来ましたが、これから是非毎年来ようと思います。応援しています。頑張って下さい!
  • 本物のバレエを観る機会がなかなかなくて、今回、会場も近く観ることができて良かったです。特に生の演奏、迫力がありテンポも良く、バイオリンのソロの音色素敵でした。演出もよく考えられてわかりやすく、それに衣装もきれいでした。また観たいとおもいます。
  • 格調高い踊りに感動しました。白鳥の湖、最高でした。県央地域に舞台芸術を育む会の皆様に感謝いたします。ありがとうございました。
  • 県央でこれほど素晴らしい舞台芸術に触れられたのは感激し、これからも末永くお続け下さい。
  • バレエの代表作を家の近くで見られてありがたいです。これからも続けて下さい。
  • 近くでこんなにすばらしい表現をみることができ、感動しました。また来年も参ります。
  • 生オケにバレエが見られる県内では少ないチャンスを今後も継続頂けますとありがたい。
  • 県内で生オーケストラによるレベルの高い公演でした。新国のトップのダンサーをゲストに迎えて、大人でも楽しめる内容でした。
  • 新潟の白鳥と舞台の白鳥と鳥は美しいなぁ。芸術は国が違っても感動を呼びますね。小さい子供達も可愛らしく、表現する素地をここ新潟から世界へと届けてもらいたいと思います。私も頑張ろう!!
  • オケピットが市民会館クラスで見れるなんて感激!! ハープきれい!! ロットバルトが格好良かったな~ オデットが繊細であまりに素敵でした。ラスト、音楽の盛り上がりが本当に素晴らしく泣いてしまいました。こんなに感動するとは…!ありがとうございました。また来年も必ず来ます。お手頃価格で本格的芸術。心から感謝します。

演目に関すること
  • 席が足りなくなるほどの入りで感動しました。立ち見席があってもいいくらいです。今後もいろいろな演目に期待します。
  • 5周年記念公演おめでとうございます。くるみ割りも楽しく観ていましたが,違う演目もよいですね。来年も楽しみにしています。
  • 「くるみ割り人形」も良かったけれど「白鳥の湖」がもっとパワーアップしたような気がした。すばらしい!!(小学2年生)
  • 毎年観ていますがくるみ割り人形と違って今回はまた違った美しさがありました。来年も楽しみです。素晴らしかったです。

演奏に関すること
  • オーケストラの演奏もとてもステキで感動しました。
  • バレエが美しく動きが優雅。オーケストラの生の音が一段と盛り上げていた。
  • 音楽も良かったし、踊りも良かったです。また見たいです。
  • オーケストラの演奏付きでバレエを観ることはなかなかないのでよかったです。
  • オーケストラ付きで踊りも素晴らしく大変良かった。
  • オーケストラ付きに興味があり、楽しみにして来ました。とても素晴らしかったです。第6回公演もオーケストラ付きを!! バレエの表現する力に感動しました。ファンになりました。
  • 夢の世界へ誘われました。とても素晴らしかったです。オーケストラも生で聞くことができて大変良かったです。

バレエの感想・出演者への賞賛
  • すばらしくステキでした。白鳥のようでした。
  • これぞバレエ「白鳥の湖」楽しかったです。
  • マドンナの優美さに感激しました。また来年も楽しみにしております。
  • ステージにいる人はみんな動きがしなやかで美しくすぎて、もはや人間じゃないなと思った…。
  • 白鳥達の動きなど細かい所まで揃っていてすごかったです。ゲストの方々も豪華でとても見応えがありました。これからも楽しみにしています。
  • 1人1人、手の先から足のつま先まで、全身を使って表現されていて、とても綺麗でした。クライマックスは案の定、非常に感動的で涙が出そうでした。こんなに迫力のある素敵な公演は初めて観たので、また機会があれば見に来たいと思います。
  • 全体的に完成度が高く、たくさんたくさん出演者の方々が練習を重ねてここまでのレベルまでもってきているのだなと見ていて感じました。2幕の湖でオデットが清廉で美しい魅力で王子を引きつけるのに対し、3幕のオディールは妖しく優美な魅力で王子の心を惑わした、この二役の演じわけがとても素晴らしかったです。
  • あまりバレエ公演を観る機会がないのでとても楽しかったです。実力のあるバレエダンサーの方達の踊りを生で見ることができてよかったです。
  • 主役のバレリーナの踊りが素晴らしかった。息を止める程の感動だった。
  • オデット姫の心情が解りやすく素晴らしかったです。手の先、足の先まで、人間と白鳥に変わった場面に感動しました。身近に素晴らしい公演を見せていただきありがとうございました。
  • 黒鳥の32回転素晴らしかったです。白鳥のコールド、一糸乱れず全員の息の合った踊りは思わずため息が出ました。オーケストラの生演奏も感動しました。私もバレエがんばります。
  • 主役の方の手の動きは本物の羽のように美しく見えました。子供達も一生懸命でとても上手でした。





バレエ「白鳥の湖」 公演来場者アンケート集計結果  回答者397名

1性別



2 年齢


3 在住地域

※県内他の地域
  • 新発田市…1
  • 胎内市…1
  • 柏崎市…1
  • 湯沢町…1

※県外他の地域
  • 神奈川県…2
  • 埼玉県…2
  • 福島市…2
  • 京都市…1
  • 栃木市…1

4 本日の公演を何でお知りになりましたか。

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ポスター・チラシの内訳

  • かむろスタジオ…15
  • 日報カルチャースクール…2
  • 県民会館…2  
  • りゅうーとぴあ…1
  • ホテイヤ…2 
  • 三条信金…1
  • ダッシュシュスイミングスクール…1
  • 加藤ビル…1
  • 三条市街…4
  • 加茂文化会館…1
  • 小池メガネ…1
  • 加茂市公民館…1
  • さくらんど会館…1
  • 学校からのチラシ…2
新聞・雑誌・他の内訳
  • 三条新聞…4
  • 新潟日報…3
  • まるごと県央…1
  • フェイスブック…1
その他の内訳
  • バレエ教室で…24
  • 協賛会社関係…5
  • 出演者から…5
  • 先回のくるみを見て…2
  • 小学校からの招待…1
  • 広報加茂…1



5 本日の公演をご覧になろうとしたきっかけを教えて下さい。(複数回答可)


その他の内訳
  • 先生・知人・子供が出演…19
  • 家族が生徒…5
  • 出演者のファン…4
  • 出演者に興味…4
  • 初めて。一度観たかった…3
  • 白鳥の湖を観るのが好き…2
  • 記念公演に期待…1
  • バレエ漫画が好き…1
  • 招待を受けて…3
  • セントラルフィルの友人…1
  • 未記入…6

6 本日の公演はいかがでしたか?


7今後ご覧になりたい演目がありましたらご記入下さい。
  • ジゼル・・・16
  • ドンキホーテ・・・13
  • 眠れる森の美女・・・11
  • コッペリア・・・7
  • ロミオとジュリエット・・・7
  • くるみ割り人形・・・5
  • シンデレラ・・・4
  • ラ・シルフィード・・・3
  • クリスマスの話・・・2
  • ビゼーのカルメン・・・1
  • ヘンゼルとグレーテル・・・1
  • 海賊・・・1
  • 火の鳥・・・1
  • 椿姫・・・1
  • みにくいアヒルの子・・・1
  • ハヤデール・・・1
  • ディズニーとか・・・1
  • 白鳥の湖・・・1


コメント
  • 色々ありますが、会の性質上、あまり色々チャレンジして失敗するよりは、三大バレエ(全幕)を着実にレベルアップしてバレエの良さを知ってもらった方が良いと思います。
  • 日本にはあまり知られていないが楽しくてわかりやすいバレエがあれば公演して欲しい。
  • 何の演目があるのかわかりませんが、新しい演目を紹介して欲しいです。
  • チャイコフスキーの三大バレエは大好きだが古典バレエの他の作品。
  • 日本ではあまり上演(全幕)が多くない作品も県内で今回のようなレベルで観れたらいいなと思いました。

インタビューの第4弾となります!

今回は、公演第1回よりオーケストラ演奏の指揮をされている指揮者の 磯部 省吾 Shogo Isobeさんです!


ダンサーと演奏者を繋ぐ、磯部さんのお声を皆さまにお届けします。


指揮者の磯部さんが語るチャイコフスキー音楽の裏側や名作「白鳥の湖」に関する意外な話など…
音楽とバレエの知られざる一面をご覧ください!




Q.チャイコフスキー作曲バレエ「白鳥の湖」の音楽の魅力とは?

不朽の名作「白鳥の湖」はバレエの代名詞のように言われていますが、意外なことに1877年の初演時には決して芳しい評価が得られず、むしろ失敗作との烙印が押された作品でもありました。

振付師がよくなかったとか、ダンサーに恵まれなかったとか…失敗の原因を彼(チャイコフスキー)以外のところに求める評論が多いのですが、実のところチャイコフスキーの作品そのものにも失敗の一因はあったのでした。
無論、音楽的品質が劣っていた訳ではありません。クオリティはそれまでのバレエ音楽とは一線を画す、秀逸なものでした。ただバレエ音楽として彼の音楽はあまりにも長すぎたのです。

次から次へと頭に浮かぶアイデアがどれも捨てがたく、思いの丈が詰まりすぎた作品になってしまった結果なのでしょう。過ぎたるは及ばざるが如し。長大になりすぎたチャイコフスキーの音楽はそのままではバレエに適さない作品となってしまっていたのでした。

初めてのバレエ作品に失敗したチャイコフスキーは、長らくバレエの世界から遠ざかります。バレエ音楽として二作目の「眠れる森の美女」までには、実に13年のブランクがありました。
二作目と三作目「くるみ割り人形」までの間がわずか2年だったことと較べると、彼の失意のほどがうかがえるというものです。

「眠れる森の美女」と「くるみ割り人形」の大成功によって、チャイコフスキーはバレエ音楽の大家となりました。しかし彼の大成功の陰には、名振付家プティパとイワノフの存在があったことは見逃せません。
プティパは「眠れる森の美女」の振付家として知られていますが、この作品の作曲にあたっては、細かな注文書をチャイコフスキーに送っています。

バレエ「白鳥の湖」はチャイコフスキーの没後、プティパ&イワノフによってリメイクされました。これが世に言う蘇演版「白鳥の湖」でこれがバレエの代名詞となった作品という訳です。

蘇演版は長すぎる楽曲を短くしたり、曲想とドラマがしっくり来るように配置がえしたり、チャイコフスキーの他の作品を流用したり、それでも足りないところは別の作曲家が補作したりして今の形になったのです。

チャイコフスキーの作った原曲「白鳥の湖」からは多少音楽風景が変わっているので、この蘇演版をチャイコフスキーがみたらどう思うでしょうか。

原作に手を加えられたことにご機嫌斜めになるのか、それとも、なるほどこうすれば初演に失敗しなかったんだ、と膝を打つのか。興味深いところです。



Q.チャイコフスキーの三大バレエについて

ご存じのようにチャイコフスキーは、その生涯で3つのバレエ作品を書きあげました。
それぞれの作品が発表されたのは「白鳥の湖」(1877年)「眠れる森の美女」(1890年)「くるみ割り人形」(1892年)ですが、この時期は【交響曲「第4番」「第5番」「第6番」】の作曲時期と重なります。
チャイコフスキーの後半生の作風を知る上で、興味深い符合だといえます。

無論、シンフォニックな響きの交響曲と舞踊性の高いバレエ音楽とで同列には語れませんが
作品にアプローチする上では重要なヒントとなる部分も多く、これらの交響曲はバレエ音楽を演奏する音楽家たちにとって欠かすことのできない道しるべとなっています。




Q.「白鳥の湖」のお気に入りの曲は?

バレエといえばワルツです。
数あるバレエ作品のなかでこの「白鳥の湖」も多様なワルツが散りばめられた作品となっています。
これらの数あるワルツも魅力的なのですが、やはり1番印象に残るのは第2幕の「情景」でしょう。

ハープのアルペジオに乗せて、哀愁を帯びたオーボエの旋律が奏でられます。
バレエ「白鳥の湖」を代表するこの旋律は、ドラマのライトモティーフとしてここかしこに散りばめられていて聴く者を魅了します。

ちょっと私的な話で恐縮ですが、個人的にはかつてオーボエを吹いていたこと、小学校の器楽クラブの十八番が「情景」だったことで、この楽曲には格別の思い入れがあります。



Q.公演をご覧になるお客様へ一言

バレエとは「目で見る音楽」です。
奏でられる音楽と一体化するダンサーの躍動に、ぜひ目を凝らしてみてください。

バレエは、言葉のない演劇でもあります。
言語を越えたボディランゲージで語られる物語は、直感的で理解しやすく、初めてみてもあらすじの見当がつく優れた特徴があります。無論音楽も直感的であり、そのふたつの効果が観る者を一気にバレエの世界に誘います。

「県央地域に舞台芸術を育む会」が発足してから本当に大勢の方が「バレエ初体験」されました。
そして、それらの方々は口々に「初めてなのにすごく分かりやすくて楽しめた」とおっしゃっています。

この好感度はクラシック・コンサートや演劇公演を越えており、並び称されることの多いオペラよりも遥かに高い支持を集めています。

一見「バレエ」というと敷居が高そうですが、数あるアートのなかでバレエほどとっつきやすい分野はありません。そのくせ、知れば知るほど奥が深いのもバレエです。

バレエの代名詞「白鳥の湖」ぜひとも会場に足を運んで存分に楽しんでください。
皆さまのご来場をお待ちしています。


 

インタビュー第3弾は、新潟セントラルフィルハーモニー管弦楽団代表の石丸涼子 Ryoko Ishimaruさんです!

演奏者である石丸涼子さんの声を皆さまにお届けします!


Q.チャイコフスキー音楽の魅力とは何ですか?

チャイコフスキーの作品はバレエ作品以外にも交響曲や協奏曲、室内楽曲などどのジャンルでも素晴らしい作品が多いわけですが、それぞれのジャンルでそれが最大限に引き立つような音楽に作り上げてしまうところがすごいと思います。

例えば交響曲であればオーケストラという形態での響きが最大限になるように作られ、またヴァイオリン協奏曲ではヴァイオリンの持つ華やかさや技巧がこれでもかと生かされています。バレエにおいてもそうですね。


Q.白鳥の湖の音楽について、1番のお気に入りはどの音楽ですか?


正直なところ、どの曲も素晴らしいため1番を決められません!



Q.白鳥の湖において、オーケストラの見どころ(聴きどころ)はどこですか?

「白鳥の湖」にはヴァイオリンがソロでいくつかの曲を演奏しますが、なんと言ってもそれが素晴らしいです!本当に涙がでるような旋律のオンパレードだと思います。


Q.お客様へ一言お願いします

CD公演も今では多くありますが、やはり生のサウンドで舞台上の踊りやセットなど全部が一緒になった時の現実とは違う別世界が現れる感覚というのは格別だと思います。
ぜひその感覚を体感していただけたらと思います!




前回に引き続き、出演者の方々の声をお届けしたいと思います。

東京で活躍されているバレエダンサーの猪爪 文子さん Izume Ayako吉岡 玲子さん Yoshioka Reikoです。昨年の公演「くるみ割り人形」にもご出演されています。

今回は東京出身のお二人に県央地域の印象や地方の舞台への思いをお聞きします!



Q.昨年も出演していただいてますが、県央地域にはどんな印象がありますか?


猪爪・新潟県県央地域が思っていたよりずっと東京と近いことに驚きました!
たんぼの広さとその景色が綺麗!空気も澄んでいて、去年の本番は気持ちよく清々しい気分で向かえたことが印象に残っています。

吉岡・実際に新潟県県央地域へ行き受けた印象は、人と人との繋がりをとても大切にされている温かな地域だということですね。



Q.東京出身のお二人ですが、地方の舞台、またオーケストラ演奏での舞台に出演することについてどう感じていますか?


猪爪・オーケストラ演奏での舞台は、本番のエネルギーの密度が高くなるように感じるので大好きです。ダンサーだけでなく舞台づくりに携わる人全ての緊張感や本番に対しての集中力がより感じられます。ダンサーとしても大変貴重な体験であり、今年も舞台づくりの一員になれることが幸せです。新潟にもまた行きたいと思っていました(^^)

吉岡・地方の舞台はお客様が地元や近隣からという方が多いため、拍手に温かさを感じました。
また、昨年オーケストラのレベルの高さに感動し鳥肌が立ったのを覚えています。温かなお客様、そして豪華なオーケストラと一体化した舞台への参加は、非常に刺激的で嬉しい経験です。



Q.「NPO法人 県央地域に舞台芸術を育む会」という団体について、どんな印象をお持ちですか?


猪爪・オーケストラ演奏での全幕バレエを行うということは大変力のいることです。それを毎年継続し、しっかりと地域に根付かせている、凄い団体であると感じます。公演以外にも地域の方々と接する機会のある活動をされていて、その積み重ねが地域に浸透していると感じました。
このような団体が地域でもっと増えていけば、日本でも舞台を観に行くという非日常のイベントがもう少し日常的なことになるのかなと期待しています!

吉岡・出演して初めて育む会という団体の活動等を知る機会を得ましたが、普段観られる機会の少ない舞台芸術を広めるにはこのような活動を行う団体の存在が不可欠であり、とても有意義だという印象を持ちました。そして育む会のような団体の活動が、日本の舞台芸術発展の底上げに繋がるのだと思います。これからのご発展を楽しみにしております(^^)



 


先日、出演者の方々にインタビューをさせていただきました。

今回は「白鳥の湖」で主役を務めるゲストダンサー・古澤友菜さんの声を
皆さまにお届けしたいと思います!
 

🔶古澤 友菜さん Furusawa Tomona (オデット、オディール役)


 Q.オデット姫とオディールについて、どんな印象がありますか?

オデット:初めて逢った王子に一瞬で心を許し恋に落ち、ロットバルトとオディールに騙された王子を許す。オデット姫は人間としてとても大きく、純粋な人だと思います。
 
オディール:人を騙すことで満足し喜びを得るなんて心の狭い人!…でも、娘であるオディールに王子を陥れさせるほどのロットバルトの恨みって何だろう…逆にオディールは可哀相な人?とも感じますね。


Q.では白鳥の湖の好きな場面、素敵だと思う場面はどこですか?

やはり2幕の最初でオデット姫と王子が恋に落ちる瞬間は素敵ですね。
オデット姫の絶望に白鳥たちも一緒に悲しみ慰め、そしてロットバルトと戦う4幕も心が動かされる感動的なシーンです。


Q.古澤さんにとってバレエの魅力とは何ですか?

総合芸術といわれる華やかな舞台の裏に真逆とも思える地道な練習。本番に向けて練習している時間が私は大好きです。ポジションという形の決まっている動きの中で自分はどう表現するか…日々追求しています!


Q.最後に舞台を見に来てくださるお客様へ一言お願いします!
 
お客様がストーリーの中に引き込まれていく。そんな舞台となるよう2役を演じきりたいと思います。感謝の気持ちを込めて踊りますのでオデット姫のように純粋な気持ちでご覧ください(^^)

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